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ラブカルチャースクール
第22章 Lessons of F
翌日、意気揚々とラブカルに向かう。

「こんにちは~!」

「こんにちは…琴海様、連日なのにお元気そうで、良かったです。」

美しく微笑むヤナセを連日拝めるなんて…これも中々、出来ない事かも!

そう言えば…ヤナセ以外に受付出来る講師って何名居るんだろ? 

流石に一人じゃ、無理だよね?

お茶を用意してくれたヤナセに、何気に聞いてみると。

「10名ほどは居ますが。」

「え…たった…10名!」

「はい、本校はですけど。姉妹校もそれくらいですかね。身体を使う訳では、ありませんし。」

「へぇ~そうですか…。」

確かに、講師みたいにずっと身体を使う訳じゃないだろうけど…頭は使うわよね。

一人一人が隔離されてるから、1日の受付人数までは解らないけど…。 

それにマスターコースの講師もやってる筈…きっと受付は『スペシャリスト』なんだ!

「…琴海様…お願いポーズして、どうかされました?」

「へっ!はっ!ヤナセさん、凄いなって!」

尊敬の余り無意識に、手を組んでお願いポーズをしていた様だ。

両手をパタパタさせると、ヤナセは手を口元を持っていき

「ぷっ!琴海様は行動が面白くて、目が離せませんね!」

「へっ!そんな…。」

まるでそれって……ペット?

あぁ…やっぱり私って、色気が無いのね…グスン…。

項垂れそうになった瞬間、いつもの内線が鳴った。

「クス…琴海様、レッスンのご用意が出来ました。」

そう言ったヤナセの笑顔は、とても温かく見えた。

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