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ラブカルチャースクール
第3章 LOVE Lesson 1
『L-culture school』

ビルの入り口の階層表示には、こう表示されている。

10階の受付から、20階まで…全部占めている。

改めて見ると、凄いわよね…。

私は、入会費、諸経費が入ったバッグを抱き締めて、エレベーターのボタンを押した。



「こんにちは。琴海様、ようこそ!お待ち申し上げてました。」

ヤナセさんが、相変わらず素敵な笑顔で、お出迎えしてくれる。

「こんにちは…。」

やっぱり…緊張!

ラウンジに通され、お茶を出して貰う。

「ヤナセさん…あの費用を持って来ました。」

「はい。早速有り難うございます。レッスン終了後に、会員証と受取書をご用意しておきますね。」

「はい…。」

その時

トゥルルルルルル…。

内線が鳴り、身体が小さくすくむ。

「はい…了解…。」

ガチャリと、受話器を置くと。

「琴海様…レッスン室の準備が出来ました。」

「…はい。」

ゴクリ…いよいよファーストレッスン…。

待ってる人は…あの人だ!

私は、息を深く吐いて、ソファーから立ち上がった。

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