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第23章 Lesson 中断

スーパーで買い物して帰ると、旦那はお風呂に入っていた。

今日の夕飯は、さっぱり目のにしといた方が、いいかな…。

一応外食続きだったのと、疲れを気にした。

作り終わる頃に、旦那もお風呂から上がってきて

「やっぱり、家で食べるのがいいな…。」

ボソッと言われ

「そ、そう？大して豪華じゃないけど…。」

「いや…これくらい素朴な方が、口には合う。」

な…今まで、そんな事言われた事ないのに！

「ビール…飲む？」

「あぁ…一本だけ。琴海も一緒に飲むか？」

「はい？」

驚いて思わず、聞き返す。

「止めとくか…。」

少し寂しそうな目をされ…

「…飲みます…。」

５００ml缶を出して、グラスに注ぐ。

「お疲れ様でした…。」

「あぁ…いただきます。」

普段言われない事を急に言われると、なんか調子狂うな…。

黙々と食べ始めると

「マッサージスクールは…順調か？」

「ブッ…ゴッホ！」

いきなり爆弾を落とされて、噎せてしまった。

「大丈夫かっ！？」

「ふ…ふん…だ、大丈夫…。」

「…変な事、聞いたか？」

ドッキン…。

「え……ううん…。」

「いや…一人だったから…そういうのが…気分転換になってるのかと…。」

ドッキン…ドッキン…。

大丈夫…旦那は、知らないんだから…。

「うん！何回も行ってないけど…資格目指したくなるわ。」

ドッキン…。

「そうか…頑張りなさい。」

「はい…有難う。」

私…上手く…笑えてるかな？