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ラブカルチャースクール
第23章 Lesson 中断
『状況は、解りました…こちらの方は、またご都合が良くなったら連絡頂ければ大丈夫です。あと、何かフォローする事とかございますか?』
「フォロー……多分、大丈夫かと……あっ!」
キスマークって、どうしたら消えるんだろう?
でも…聞けないよね。
『琴海様?どうかされましたか?』
「あ…いや…何かあったらまた連絡します。」
『…畏まりました。旦那様と、上手くいくと良いですね。』
グサグサッ!
「はい…頑張ります…。」
『良いご報告、お待ちしております。』
プツ…ツーツー…。
ヤナセとの通話が切れ、携帯を握った手をだらりと下に落とす。
「旦那と…上手く…。」
これが私の現実だ。
途方に暮れた様に、立ち尽くす。
ほんの数時間前、セイジと甘い時間を過ごしていたのが嘘の様。
これがまだ、お互い気持ちを伝えあって、不倫関係だったらまだ楽なのかな?
どんなに想っても、一方通行でしかない。
例え私が離婚したとしても、セイジが講師を辞めない限り結ばれる事はないし、離婚の理由がラブカルにバレたら…お互いの未来すらない…。
一番は、何事も無かった事にする事……これしか無い…。
「…そんなの…嫌だ…。」
ずっとそんな人生だった…
揉め事を起こさず、当たり障りなく過ごせればって…
平和が一番だと思った。
でも、私の中には何も残らなかった…。
「フォロー……多分、大丈夫かと……あっ!」
キスマークって、どうしたら消えるんだろう?
でも…聞けないよね。
『琴海様?どうかされましたか?』
「あ…いや…何かあったらまた連絡します。」
『…畏まりました。旦那様と、上手くいくと良いですね。』
グサグサッ!
「はい…頑張ります…。」
『良いご報告、お待ちしております。』
プツ…ツーツー…。
ヤナセとの通話が切れ、携帯を握った手をだらりと下に落とす。
「旦那と…上手く…。」
これが私の現実だ。
途方に暮れた様に、立ち尽くす。
ほんの数時間前、セイジと甘い時間を過ごしていたのが嘘の様。
これがまだ、お互い気持ちを伝えあって、不倫関係だったらまだ楽なのかな?
どんなに想っても、一方通行でしかない。
例え私が離婚したとしても、セイジが講師を辞めない限り結ばれる事はないし、離婚の理由がラブカルにバレたら…お互いの未来すらない…。
一番は、何事も無かった事にする事……これしか無い…。
「…そんなの…嫌だ…。」
ずっとそんな人生だった…
揉め事を起こさず、当たり障りなく過ごせればって…
平和が一番だと思った。
でも、私の中には何も残らなかった…。