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第24章 Lesson 決意

一週間が、経った。

生理は終わったが、自分の状況は変わっていなかった。

一週間前のあの日から、旦那とはまともに会話をしていない。


一週間前…

旦那が仕事から帰って来たのは、２２時過ぎだった。

リビングのソファーに腰掛けていた私に

「…起きてたのか。」

「……ねぇ…靴…どうしたの？」

「会社だ。」

「携帯は？お財布も…スーパーに買い物も行けないじゃない！」

「買い物は、しなくていい。俺がする。」

「なっ……そう言う事じゃなくて…私を閉じ込めるの？」

旦那は、私を一瞥して

「何でも無いなら、家に居ても支障ないだろ？」

外に出なくても…生きて行けるかの様な口ぶりだ。

「私だって…色々したいわ。」

「色々やろうとして…この結果か？」

この結果…キスマークの事か…。

「それは…自分で付けた、だけなの…。」

「何の為にだ？」

怪訝な顔で、聞き返される。

「…付けて…みたかっただけよ。恥ずかしくて、言えないじゃない。」

好きな人が付けた痕跡。

そう、ただそれが嬉しかっただけだったのに…。

「なら…俺に言えばいいだろ。」

そんな事…あなたに、言える訳ないじゃない…。

黙っていると

「とにかく、しばらく外出するな。」

「ちょっと！待っ…」

そう一言残して、バスルームに入ってしまった。



＊＊＊＊＊

「はぁ……暇だな…。」

ベランダから、外の景色を眺める。

本当の自由って…何なのかしら…。