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ラブカルチャースクール
第25章 Last Lesson
2ヶ月後…

「ヤナセさん、こんにちは!」

「こんにちは…琴海様。おや、髪型変わりましたね。」

「はい!気合い入れて、短くしてみました。」

肩まで掛かっていた髪を顎のラインくらいまでに切った。

短いと余計幼く見えると思ったから、伸ばしていたんだけど。

「素敵ですよ。とてもセクシーです。」

ヤナセに微笑まれながら、そんな事言われると、頭から湯気が出てしまいそうだ。

「有難うございます。」

ヤナセが淹れてくれた、紅茶を一口飲む。

いつ飲んでも、ホッとするわ。

「ヤナセさん…紅茶の淹れ方…勉強したんですよね。」

「はい…しましたね。緑茶やコーヒーも…試験もあるんですよ。」

「え…試験…お茶に?」

「はい…おもてなしの基本ですから。」

目を細めて話すヤナセに、苦労した影は見えない。

でも、誰よりも気遣いが凄いのは、裏で計り知れないくらい努力もしたんだろう。

「琴海様…いよいよ、本日で、独占コースがラストレッスンですね。」

カチャ…カップを置いてヤナセを見る。

「はい…今まで本当に色々、有難うございました。」

ヤナセは申し送りを見ながら

「セイジが、凄い誉めてますよ。」

「誉めて…そ、そうですか?」

「えぇ…細かいテクニックとか、身体の細部まで性感を探してみたりとか…何か研究でもしてるかの様に熱心だそうですね。」

「研究…まあ…。」

「休まずに、コンスタントにレッスンされてましたし…とても理想的でした。」

「はい…有難うございます。」

ヤナセにここまで言われると、照れ臭くなる。

プルルルル…。

あぁ…いよいよだわ…。

ヤナセは美しい笑顔を湛えながら告げる。

「琴海様…ラストレッスンの準備が出来ました…。」

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