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ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
直接ベッドルームで、準備して待つように言われた。

下着姿に、ローブを羽織る。

スタンダードコースでの、最後の姿…。

相当な失態さえ無ければ、卒業は決まったものだ。

「はぁ~ドキドキするぅ~!」

緊張を解す為に、ストレッチをしてみる。

「いっち、にぃ~、さん、しぃ!」

腕を上げて、脇腹を伸ばしている時だった…

ガチャ…ドアが開いた。

来た~!誰だ………えぇ~っ!!

ウッソ~!無理っ!ムリっ!

「お待たせしました…琴海様。私が、卒業レッスンの担当をさせて貰います。」

「ヤ…ヤナセさんっ!」

余りの驚きに、声が裏返る。

「琴海様…何故いきなり、そんな隅っこに…。」

ヤナセと解った途端、脱兎の如く部屋の隅に逃げてしまった。

「な、な、何でヤナセさんなんですか!」

「お嫌ですか?」

フッと妖艶な微笑みに、心臓が飛び出しそうになる。

「いえっ!滅相もございません!ヤナセさん程の大御所が、お相手だなんて思わなくて!」

「大御所?みんな大差ないですよ…ナツ以外は。」

クスクス笑って、サラリと言われた。

「スタンダードコースの卒業レッスンは、受付担当がするのが鉄則なもので…レッスン結果やトータルデータなど、受付が管理してますから…。」

「さ、さようでございますか…。」

緊張の余り言葉が、可笑しくなる…無事、終わるのかしら?

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