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ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
軽く触れて、微かに咥えて離れた…。

目を見開いて、フリーズしていると

「琴海様…このアングル中々、いい感じですよ。」

ヤナセは冷静に、アドバイスをくれた。

「ハ……イ…アリガトウ…ゴザイマス…。」

ダメだ…これだけで、心臓が破裂しそうなのに…卒業なんて一生、出来ないかも…。

あぁ…マスターコースの道は険しいのね。

涙目に、なりそうになったら

「琴海様…どうかされましたか?」

「いえ…大丈夫でふ…。」

「でも…涙が零れそうになってますが…。」

うっ…エスパーヤナセに、隠し事は出来ないわよね。

「凄い…ドキドキして…心臓が…停まりそうなんです…。」

震える声で訴えたが、ヤナセは一瞬目を見開いて、いつもの魅惑の微笑みを湛えて

「琴海様…とても可愛いらしい事おっしゃりますね。男としては、守ってあげたくなる包容力と、弄ってみたくなる欲望を掻き立てられて良いかと思います。」

「は…はい…それは…どうも…。」

誉められてるのか、弄られてるのか、解らなくなりそうだわ。

ヤナセ、絶対Sっ気な気がする!

「では…緊張を解しましょう…。」

「緊張を?」

ヤナセじゃなきゃ、緊張しないのに~!

そんな事思ってたのに…ヤナセはそっと優しく、抱き締めてくれた。

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