この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
お互い横向きで向き合って、背中に回された手がポンポンと、あやす様に背中を撫でてくれた。
「ヤナセ…さん…。」
「琴海様…焦らなくて、大丈夫です…。今まで大変頑張ってこられましたから…そのレッスンの延長なだけですよ。」
トックン…トックン…。
ヤナセの均整の取れた身体に包まれて…心臓の鼓動が心地良くて…子守唄みたいに聴こえる。
「ふふ…。有難うございます。」
「私を見て緊張するなら、目を瞑ってセイジだと思えばいいですよ。」
「えっ…セイジ…に。」
ドックン…。
なんで…ここでセイジの名前が…。
「一番…一緒にレッスンをして来ましたから…ラストは色々と感無量だったかと…。」
あぁ…どこまで知ってるのか解らないけど、ヤナセの洞察力は人を安心させる…。
この人なら、解ってくれると委ねられる絶対感…。
「はい…少し寂しかったです。」
スッと顎を人差し指で持ち上げ、目線を合わせて見詰められる。
「少し…だけ?」
キレイな二重に、ヘーゼル色の瞳がキラキラして何とも美しい…。
あぁ…引き込まれてる…。
甘く囁く様に、誘われていく…。
「セイジと…会えなくなるの……寂しいですか…。」
心地好い声が催眠術みたいに、頭がフワフワしてくる。
「はい……やっぱり…。」
「そう…何で…ですかね…。」
『何で』……それは『好き』だから…。
「それは……。」
「それは?」
私はヤナセの術中に、嵌められていた…。
「ヤナセ…さん…。」
「琴海様…焦らなくて、大丈夫です…。今まで大変頑張ってこられましたから…そのレッスンの延長なだけですよ。」
トックン…トックン…。
ヤナセの均整の取れた身体に包まれて…心臓の鼓動が心地良くて…子守唄みたいに聴こえる。
「ふふ…。有難うございます。」
「私を見て緊張するなら、目を瞑ってセイジだと思えばいいですよ。」
「えっ…セイジ…に。」
ドックン…。
なんで…ここでセイジの名前が…。
「一番…一緒にレッスンをして来ましたから…ラストは色々と感無量だったかと…。」
あぁ…どこまで知ってるのか解らないけど、ヤナセの洞察力は人を安心させる…。
この人なら、解ってくれると委ねられる絶対感…。
「はい…少し寂しかったです。」
スッと顎を人差し指で持ち上げ、目線を合わせて見詰められる。
「少し…だけ?」
キレイな二重に、ヘーゼル色の瞳がキラキラして何とも美しい…。
あぁ…引き込まれてる…。
甘く囁く様に、誘われていく…。
「セイジと…会えなくなるの……寂しいですか…。」
心地好い声が催眠術みたいに、頭がフワフワしてくる。
「はい……やっぱり…。」
「そう…何で…ですかね…。」
『何で』……それは『好き』だから…。
「それは……。」
「それは?」
私はヤナセの術中に、嵌められていた…。