この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール
第26章 Lesson 卒業
お互い横向きで向き合って、背中に回された手がポンポンと、あやす様に背中を撫でてくれた。

「ヤナセ…さん…。」

「琴海様…焦らなくて、大丈夫です…。今まで大変頑張ってこられましたから…そのレッスンの延長なだけですよ。」

トックン…トックン…。

ヤナセの均整の取れた身体に包まれて…心臓の鼓動が心地良くて…子守唄みたいに聴こえる。

「ふふ…。有難うございます。」

「私を見て緊張するなら、目を瞑ってセイジだと思えばいいですよ。」

「えっ…セイジ…に。」

ドックン…。

なんで…ここでセイジの名前が…。

「一番…一緒にレッスンをして来ましたから…ラストは色々と感無量だったかと…。」

あぁ…どこまで知ってるのか解らないけど、ヤナセの洞察力は人を安心させる…。

この人なら、解ってくれると委ねられる絶対感…。

「はい…少し寂しかったです。」

スッと顎を人差し指で持ち上げ、目線を合わせて見詰められる。

「少し…だけ?」

キレイな二重に、ヘーゼル色の瞳がキラキラして何とも美しい…。

あぁ…引き込まれてる…。

甘く囁く様に、誘われていく…。

「セイジと…会えなくなるの……寂しいですか…。」

心地好い声が催眠術みたいに、頭がフワフワしてくる。

「はい……やっぱり…。」

「そう…何で…ですかね…。」

『何で』……それは『好き』だから…。

「それは……。」

「それは?」

私はヤナセの術中に、嵌められていた…。

/552ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ