パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第26章 Lesson 卒業

歯茎の裏、歯の生え際…口の中の粘膜と言う粘膜をまんべんなく、なぞられる。

「んっく…あっ…はぁ～。」

唇を少し離して、舌先で舐められ

「琴海様…拭いますか？」

「はへ……あっ…はい…。」

口の端から、溢れたヨダレが流れていた。

「少々、お待ちを…。」

ヤナセは唇を口の端から吸い取る様に、流れて伝うヨダレを辿っていく。

「あっ…ヤナセさん…。」

きゃあ！きゃあ！

ヤナセに、ヨダレを舐めさすなんて～！

これも、大失態だわ！

私の心とは裏腹に、ヤナセの唇は顎から首筋へと、ドンドン下がっていった。

「あっ…あの…ヤナセさん…。」

「琴海様…ローブ、取りますね。」

身体、見られるの！

はっ…そんな事言ってる、場合じゃないんだわ…。

「はい…お願いします。」

「では…。」

腰紐をほどき、胸元から浮かせる様に肩から剥ぎ、下に下げていく。

その間、思わずギュッと目を瞑っていた。

肌が直接、空気に触れるのが解る。

ドックン…ドックン…。

つ…次はどうくる！ヤナセッ！

「あっ…ひゃっ…。」

ローブを脱いだと思った途端、ヤナセの唇は首元に当たり、肩のラインにそって唇を這わせ、二の腕の柔い部分をハムっと咥える。

「きゃ！あはっ…。」

二の腕も、結構弱い。

性感検査結果も目を遠しているだろうヤナセは、私が感じ易い処を的確に狙ってくるようだ。