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天海家の禁断感染
第1章 兄~初恋~
食事を終えて風呂に入って部屋に籠る
キッチンで抱き締めてから姉は目を合わせてくれなかった
きっと今までこの距離を恐れて弟の立場で甘えてた
距離など今までなかったのに…
寂しいのと同じくらいの興奮が俺を支配していた
「…誠?ちょっと良い?」
ノックの向こうで姉の声が聞こえた瞬間に弾かれるように扉を開けた
今日はもう、口も聞いて貰えない事を覚悟していた身には喜びが驚きと絡む
「さっきはごめん!!」
姉を部屋に招き入れての俺の第一声は抱き締めた事への謝罪じゃなく驚かせた事に対してのモノだ