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悪魔みたいな幼馴染
第11章 11

そういえば凜空は講義に行かなくていいのかな。
私は今日は受ける講義がないからのんびりしててもいいけど…。
「凜空、起きてっ」
「ん〜…、もう少し寝かせろよ…」
「講義は?もう一限には間に合わないと思うけど」
「……………ない」
え?
無いの?
じゃああの間は何?
まだ寝ぼけてるの?
「起きなよ」
「まだ寝る…」
「じゃあ私は自分の朝ごはん作ってくるから退いて」
「俺のも…」
「まだ寝るんでしょ。起きたら自分でどうにかしなよ」
少し意地悪く言えば、凜空は腕を緩めて薄目を開けた。
「起きるから俺のも…」
「分かったから」
私がキッチンに向かえば、凜空は追うように着いてきてリビングのソファに座った。
眠たそうな目を擦って欠伸をしてる。

