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悪魔みたいな幼馴染
第3章 03
「で、あいつに何された?」
「……キ、ス……された…」
凜空の顔が見れなくてソファの上で体育座りして膝に顔を埋めた。
「キスだけで済んで良かったじゃん」
良かった…?
いい訳ないじゃん。
「ファーストキスだったのに……」
「は…?」
きっと呆れてるんだと思う。
ファーストキス如きで何言ってんの?って感じの声だったし。
でも、私は大事にしたかった。
初めての事は何にしても記憶に残る。
亜美だって初めて体を重ねた時の記憶は鮮明に残ってるって言ってたし、キスだってそう。
「凜空には分かんないよ。毎日色んな人とそういうことしてるんだから」
分かるはずない。
そもそもそんなこと気にしたことすらなさそう。