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悪魔みたいな幼馴染
第4章 04
自分のスウェットの袖を鼻に近づけて匂いを嗅いでいるけど、今まで気づかなかったのに今更わかるものなのかな。
「すぐ戻るから鍵閉めないで」
早足に部屋から出ていった凜空を放っといて私は寝室に戻った。
玄関のドアが開いて鍵を閉める音がしたけど、急に来た睡魔のせいで瞼が落ちてくる。
「ちぃ、寝た?」
「ん…」
ん……?
なんか布団がモゾモゾして──…
「ちょっと、ソファで寝てって言ったじゃん」
「いいじゃん、子供の頃は一緒に寝てたんだから」
何言ってんの。
昔と今じゃ訳が違うでしょ。