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悪魔みたいな幼馴染
第5章 05
「ねぇ、俺真剣にやってんだけど」
「うん、ごめん」
「馬鹿にしてる?」
「してないって。ほら、お湯沸いたから切ったネギとうどん入れて」
納得いってない顔をしているけど、言われたことに従っている凜空を見ると少しほっこりする。
なんだろう、子供が初めて料理をするのを見守る母親みたいな?
じーっと見ていると「ちぃ、次は?」と顔やこちらに向けてくる。
調味を入れて溶いた卵を回し入れるところまで終わると、あとはお皿に盛るだけ。
「は~…、疲れた」
「普段やらないからでしょ」
盛り付け終わったお皿をテーブルに運んで凜空は満足していた。
まだお箸も飲み物も用意してないのに。
でもそれは黙って私が用意しよう。