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悪魔みたいな幼馴染
第6章 06
週明け、いつも通り大学内のカフェスペースで亜美と話していた。
「優しいじゃん、凜空くん。私だったら好きになってるんだけど」
「だよね…」
正直なところ、少し凜空を見る目が変わった。
私が体調を崩した時、あんな優しかったのは幼なじみだから…?
「病院に連れてってくれたり、看病してくれるのは分かるよ?でもさ、その後もずっと一緒にいたんでしょ?土日も」
そう。
いつも凜空は土日に、決まって部屋に女の子を呼んでいる。
土日は私の体調ももう良くなっていたから戻ってもよかったのに。
「凜空くんは千紗と一緒に居たかったって事でしょ?」
「そうなのかな…?」
そんなことを言われると余計に意識しちゃうんだけどな…