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悪魔みたいな幼馴染
第8章 08
〈凜空 side〉
完全に千紗に避けられてる。
それがいつからかと聞かれれば、セックスをした次の日からと断言できる。
朝起きると千紗はもう部屋にはいなくて、リビングに行くといつもは朝飯と一緒にスペアキーも置いてあるのに、その日はスペアキーだけがダイニングテーブルに置かれていた。
この時は寝坊したから飯を作る時間がなかったのかと思っていたけど、多分そうじゃない。
俺に作りたくなかっただけかもしれない。
いつも千紗は友達と大学のカフェスペースにいることが多い。
だからそこに行ってみたり、千紗が行きそうなところを覗いて見たりしたけど、どこにもいなかった。