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碧い雨の夜に…
第5章 【不変的に……】
本当に泣きそうになってるアキラの目尻にそっとキスをした。
「じゃ、今だけ……私も好きって言うよ」
自ら魔法をかけて堕ちてみようかと思った。
苦しめるだけだとわかってても、どうせなら良い思い出にして欲しくて。
アキラの中の私が色褪せないように刻んでおきたくて。
結局私は、きっとこれからもアキラに首輪でも掛けて手放さないんだろうな。
ヌルッと挿入った瞬間、アキラの顔が歪んで愛しく思った。
額くっつけて何度も小さなキスを繰り返す。
「挿入った……挿入ったよ、アキラ」
「うん…大丈夫…っ?俺の痛くない?」
「大丈夫……アキラは?」
「ヤバい、気持ち良い……っ」
「まだ動いてないよ?奥まで届いてないのに今から大丈夫?」
「お、お手柔らかにお願いします…っ」
そうね、最初ってこんな感じだったよね。
ゆっくり進めなきゃ誤射してしまうから慎重に。
「あっ…」とか声出すからこっちもゾクゾクしてくる。
一旦奥まで挿れるね?
キスして気を散らす。
お尻をしっかり支えてくれて私の肩の上で悶絶してる。
「アキラ、大丈夫?それ、余計煽ってるんだけど?」
「えっ?」
顔を見せてくれた瞬間に深いキス。
「気持ち良くなってる顔見せてよ……それだけでこっちも濡れるんだよ?」
「んっ……本当に?」
「確かめてよ、ナカ」
「あぁっ……ちょっと動いただけでヤバいです」
「アキラ、ちゃんと最後まで一緒にシよ?卒業させてあげる」
「理世、好き……大好き……マジでずっとずっと好き」
「ん、わかってる、そんな言われたら照れるから」
火照ってる身体が余計に熱くなる。
「ねぇ、もっと動いて良い?限界」って煽ってみる。
「理世とエッチしてる……俺の初めては理世……んんっ…あぁ、気持ち良いっ」
噛みしめるように言わないでよ。
ギュッと抱き締めてちゃんと伝えるよ。
最初で最後の告白。
「アキラ……好き」
「え………」
「大好きだから……離れんとって?他の子好きになったら許さん」
感動しないでよ、こんなこと言わせたのアキラでしょ。
まんまと乗せられてあげてるの。