この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Biastophilia💋
第1章 Biastophilia
私の名前は佐々木 千秋。
まだ37年しか生きていないけど、
法の下で平凡な人生を暮らす一般人とは対照的に、自由奔放で波瀾万丈な人生を過ごしてきた。
父は自民党衆議院、母は名の売れた美人女優だった。
自民党と旧統一教会との癒着がテレビで公開されるまでは、父親が教会関連団体への会合に出席してるなんて知らなかった。
時代遅れの亭主関白以前の問題で、常に父は粗暴だった。
でもきっと外面だけは良かったのね。
そうじゃなきゃ衆議院なんてやってられないもの。
気に入らない事があると暴言を吐き、
口答えをすれば暴力を振るい、
強姦に近いセックスを母に強要した。
口の硬い従順な使用人達に
身の回りの事は全て押し付けて、
母は全身拘束の末、土日は一日中監禁されていた。
日中は、様々な形で拘束された母の艶かしい喘ぎ声と玩具の機械音が響いていた。
どうして知っているのかって?
私がその部屋を覗いたから。
だってずっと生々しい嬌声が聞こえてくるのよ?
例え小さな子どもでも何をやっているのか、気になるでしょ?
だから好奇心で部屋を覗いたの。
何故か鍵が掛かってなかったからね。
そうしたら、大きなベッドにまんぐり返しの状態で固定されて、
マンコに電マを突っ込まれながら、母が涎を垂らしていた。
その光景を見たのが多分当時5歳。
最初は何をしているのか分からなかったし、自分の母親だって事も分からなかった。
だって全裸で目隠しをされていたし、ブリーチされた綺麗な茶髪もボサボサだったの。
いつも幼稚園に送り迎えしてくれるキラキラした母のオーラは皆無だったわけ。
知らない女の人が
奇妙な声を上げて泣いている。
5歳の私にはそう見えて怖かったの。
だから家で雇っていた使用人の1人に聞いたのよ。
知らない人が家の2階に居る。
あの人、誰って。
そうしたら、恰幅の良い使用人が平然とした顔でこう言ったの。
「貴方のお母様ですよ。」って
まるで豚みたいって思ったわ。
ああ無論、軽蔑の意味は含んでいないわ。
それが私が子供だった頃の、率直な感想だったの。