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激しくしないでっ!
第5章 感度、上昇!
――どうしてこうなったのか。
もう何度目かの疑問を、頭の中で繰り返しながら思う。
「ふ、んん」
生暖かい舌に口の中を蹂躙される感覚に、頭の中がクラクラするような、強烈な感触を覚え始めていた。
背中から這い上がってくるような。体中がいっきに熱くなる。彼女にさっき飲まされた、媚薬のせいだ。まさかポケットに持っていたなんて。
口移しで飲まされたカプセルが、体内で溶けていくのがわかる。
「は、あ……」
唇が離れる。
すかさず涼川さんが首筋に噛みつくようなキスをしてきた。
そうしながら俺の手を掴み、自分の胸へと導く。
再び触る涼川さんの胸は、やっぱり柔らかく、俺はたまらず揉みしだいた。
「あ、あん!」
薬が効いてるのか、涼川さんの反応はさっきよりも全然いい。
俺の手の動きに合わせて、彼女の体が揺れる。
「気持ち……いい?」
「うん、もっと強くぅ……」
呂律のまわらない、甘えたような声。長い黒髪を乱し、俺の足の上でそんなふうにねだる彼女は、普段とのギャップもあって、たまらなく扇状的だ。