この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
激しくしないでっ!
第7章 エピローグ
なんで好きかとか、どこが好きかとか、そんなちっぽけなことはどうでもよくなった。
ドクンドクンと心臓を高鳴らせる、彼女の仕草や言葉の数々。俺はもっと裕美ちゃんのことが知りたい。一緒にすごしていきたい。
付き合う目的なんて、それで充分なはずだ。
「好きって言葉、改めて言うと結構恥ずかしいものね」
「だね」
見つめ合って、また笑う。
どうしようもなく可愛く思えて、俺は裕美ちゃんをぎゅっと抱きしめた。
「俺も好き」
体温が溶け合うようで心地いい。
これから彼女と、いろいろなことができる。
期待に鼓動が高鳴る。
二人の夏は、まだ始まったばかりなのだ――。
end