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背徳遊戯、憧れの社長はミストレス
第5章 変態紳士
すみれが部屋を出てから40分後、やっとめるのデスクの電話が鳴る。

すみれと短いやり取りをしてから、めるが健太に「社長からの呼び出しです」と伝える。

「了解」

相変わらずの小さい声で返事をして健太が立ち上がる。

めるも席を立つ。

健太がドアを開け、めるに「お先にどうぞ」のポーズをする。

ふ~ん、そういうレディーファーストをする人だったんだ……。

今まで注意して見たこともない健太の動作が気になるめるだが、なぜ急に気になるようになったのかは、めるにもわからない。
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