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第3章 背徳の目覚め

絶頂直後に失神しためるが意識を取り戻すと、目隠しも手足の拘束も解かれて裸で床にへたりこんでいた。

「大丈夫？」

自分もしゃがんでめると目線の高さを合わせ、すみれが声をかける。

「はい、大丈夫です」

答えるめるの目から大粒の涙がこぼれ落ちる……すみれの優しい笑顔を見た瞬間にいろんな感情がよみがえり、感極まって涙があふれてしまったのだ。