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執着系副社長から逃げられない
第1章 見つめる視線
屋上に響く声援の先では、警備部の手合わせが行われていた
「はっ!やぁっっ!!」
「そこまで!勝負あり」
23歳という若さで警備部主任に抜擢された坂本美佳は
10連勝して勝負を終えた
「さすがあの若さで主任になるだけあるよな~」
「前回の手合わせよりまたさらに腕を上げたんじゃないか?」
妬みではなく賞賛の声が多いのも美佳の努力の賜物だ
美佳は応戦してくれていた同期の加奈に駆け寄り談笑する
「加奈、いつも応援ありがとう」
「美佳お疲れ様~本当にすごいね!!」
「・・・!!」
視線を感じ振り返ると、屋上の入り口からこちらを見ているひとりの男性がいた
「美佳?どうしたの?あ!!その人って社長の弟の良介さんじゃ・・・」
「っっつ!!」
「この間気付いたんだけど、あの人手合わせの時によく見に来るよね~」
「あの男・・・ホント不愉快!」
・・・・・・・1年前、入社し最初の手合わせの時
「はっ!やぁっっ!!」
「そこまで!勝負あり」
23歳という若さで警備部主任に抜擢された坂本美佳は
10連勝して勝負を終えた
「さすがあの若さで主任になるだけあるよな~」
「前回の手合わせよりまたさらに腕を上げたんじゃないか?」
妬みではなく賞賛の声が多いのも美佳の努力の賜物だ
美佳は応戦してくれていた同期の加奈に駆け寄り談笑する
「加奈、いつも応援ありがとう」
「美佳お疲れ様~本当にすごいね!!」
「・・・!!」
視線を感じ振り返ると、屋上の入り口からこちらを見ているひとりの男性がいた
「美佳?どうしたの?あ!!その人って社長の弟の良介さんじゃ・・・」
「っっつ!!」
「この間気付いたんだけど、あの人手合わせの時によく見に来るよね~」
「あの男・・・ホント不愉快!」
・・・・・・・1年前、入社し最初の手合わせの時