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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第37章 一泊温泉旅行④
翌朝目覚めると隣で寝ているはずの梨果の姿がなかった。時計を見るとまだ5時を過ぎたところだ。

胸騒ぎがしたが、一応隣の部屋へ戻った可能性も考えて確かめに行った。

「どうしたの?父さんこんな早くに。」

寝ぼけた顔をした友也が出てきた。ちゃっかりと女性部屋で一夜を過ごしやがったなと思うところだが、今はそれどころではない。

「梨果がいないのだけど戻ってない?」

「え?梨果さん?いないよ。そっちじゃなかったの?」

「目が覚めたら居なかったんだよ。」

「ええっ!大丈夫なの?」

「ちょっと心当たりがあるから捜してみるよ。」

梨果が戻ったのではないとすると行き先は決まっている。急いで大浴場へ向かう。

脱衣場で裸になり男湯へ入る、そのまま真っ直ぐ露天風呂へと繋がる扉を開ける。

…いた。

梨果はメインの一番大きな浴槽の湯に浸かっていた。
露天風呂全体を見渡すと早朝としてはそこそこな人数がいた。この時間も露天は混浴のはずだが、他に女性の姿はなく、入浴客たちが梨果に意識を集めているのがわかった。

私は梨果に見つからないように身を潜めて様子を見守ることにした。

「ダメだよこんなとこに入ってきちゃ、キミ高校生でしょ?早く女湯に戻った方がいいよ。」

20代前半くらいの青年たちが湯の中の梨果に歩み寄って明らかに本音とは思えない言葉をかける。子供とはいえ女性の目の前なのにペニスを丸出しにぶら下げていた。

「ありがとうございます。でもどうしても最後に大露天風呂に入って帰りたくて…。」

男たちの露出にも動じず受け答えする梨果。

「…へぇー今日帰るんだ。どこから来たの?」

連れと思われる茶髪の青年にも話しかけられる。

「東京の外れです。一泊だけなので最後の入浴に来ました。」

梨果の可愛らしい高く通る声に引き寄せられて他の入浴客たちも少しずつ梨果に近づいてきていた。

「俺たちも東京だよ。」

「俺は静岡。」

周りを見渡す梨果。すっかり男たちに取り囲まれてしまった。
誰も彼も性器を隠さずぶら下げ梨果の前に現れる。気持ちはわかるがなぜ男は女に性器を見せたがるのだろうか。

「キミいくつ?」

「14歳です。」

「14歳?!なんだ中学生かよ。」

「中学生じゃペッタンコでしょ。」

「そういう子もいますけどみんなそれなりに大きいですよ。私は小さい方ですけど…。」
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