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臨時ヌードモデル ~梨果14歳の一年~
第9章 梨果と友也
梨果に会った翌日の月曜日、外出先から帰宅すると息子の友也が書斎にやってきた。
「借りていた辞書返すよ。」
「もういいのかい。」
「うん。国語は今日終わったから。」
「そうか、今は試験期間中だったね。」
「…父さん、絵の教室はどう?」
「ここ二週間行けてないけど今週は行けるかな。楽しくやってるよ。」
「何人くらい通ってるの?」
「多い日は30人くらい来てるね。」
「若い人もいるの?」
「いや、父さんが一番若いくらいだと思うよ。」
「そうなんだ…。」
友也は心なしか元気が無さそうだった。
「母さんも遅いし2人で焼き肉でもやろうか。」
「あ、あぁ…。うん。」
近所のスーパーに買い出しに行き牛肉を物色する。男子中学生の食欲は大盛で半端な量では足りない。
あれこれ選んでいると鈴の音のような澄んだ声がかけられた。
「おじさんも買い出しとかするんだ!」
制服姿の梨果が買い物かごを持ってそこにいた。
「やっほー、昨日の今日で会えた。嬉しい。」
「梨果。買い物?」
「うん。勉強中に食べるお菓子を買いに。ふふ。おじさんは?お肉?」
「うん、友也と家で焼き肉でもやろうかと。」
「へー!いいね。じゃあそのお肉でいいんじゃない?」
「うんいいね。これで足りるかなぁ、多めに買っていこう。」
「野菜も食べなきゃだめだよ。野菜はあっち。キャベツにたまねぎにんじん…」
なぜか梨果とスーパーを回っていた。楽しい一時だったが他人の目が気になる…。
「飲み物は?こっちこっちー。」
会計を終えるとかなりの荷物になっていた。
「あちゃー。買い込んじゃったね。私自転車だからおじさんちまで荷物載せていくよ。」
「いや、悪いからいいよ。遅くなっちゃうし。」
「いいからいいから。なんとなく私のせいで荷物が増えた気がするし…。行こ行こ!」
近所の目を気にしつつ自転車を押す梨果と家を目指す。
「今うちには息子がいるよ。」
「そうなんだ。息子さんとはあれから偶然朝の電車で会って話すようになったんだ。」
「えっ?!」
「もちろん余計なことは言ってないよ。お父様は変態だとか。」
「あははは…。」
「今日は手がふさがってて私にセクハラできなくて残念だねー。」
「こんな近所でそんなことしないよ。」
「えー。この間はしたじゃん。」
「借りていた辞書返すよ。」
「もういいのかい。」
「うん。国語は今日終わったから。」
「そうか、今は試験期間中だったね。」
「…父さん、絵の教室はどう?」
「ここ二週間行けてないけど今週は行けるかな。楽しくやってるよ。」
「何人くらい通ってるの?」
「多い日は30人くらい来てるね。」
「若い人もいるの?」
「いや、父さんが一番若いくらいだと思うよ。」
「そうなんだ…。」
友也は心なしか元気が無さそうだった。
「母さんも遅いし2人で焼き肉でもやろうか。」
「あ、あぁ…。うん。」
近所のスーパーに買い出しに行き牛肉を物色する。男子中学生の食欲は大盛で半端な量では足りない。
あれこれ選んでいると鈴の音のような澄んだ声がかけられた。
「おじさんも買い出しとかするんだ!」
制服姿の梨果が買い物かごを持ってそこにいた。
「やっほー、昨日の今日で会えた。嬉しい。」
「梨果。買い物?」
「うん。勉強中に食べるお菓子を買いに。ふふ。おじさんは?お肉?」
「うん、友也と家で焼き肉でもやろうかと。」
「へー!いいね。じゃあそのお肉でいいんじゃない?」
「うんいいね。これで足りるかなぁ、多めに買っていこう。」
「野菜も食べなきゃだめだよ。野菜はあっち。キャベツにたまねぎにんじん…」
なぜか梨果とスーパーを回っていた。楽しい一時だったが他人の目が気になる…。
「飲み物は?こっちこっちー。」
会計を終えるとかなりの荷物になっていた。
「あちゃー。買い込んじゃったね。私自転車だからおじさんちまで荷物載せていくよ。」
「いや、悪いからいいよ。遅くなっちゃうし。」
「いいからいいから。なんとなく私のせいで荷物が増えた気がするし…。行こ行こ!」
近所の目を気にしつつ自転車を押す梨果と家を目指す。
「今うちには息子がいるよ。」
「そうなんだ。息子さんとはあれから偶然朝の電車で会って話すようになったんだ。」
「えっ?!」
「もちろん余計なことは言ってないよ。お父様は変態だとか。」
「あははは…。」
「今日は手がふさがってて私にセクハラできなくて残念だねー。」
「こんな近所でそんなことしないよ。」
「えー。この間はしたじゃん。」