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それぞれのノーマル
第3章 陽一【新宿】




瓶ビールを陽一がまどかのグラスに注ぎ、


あぶなかったねー


笑いながら自分のグラスにもビールを注いだ。

まどかの
胸元にファーのついた黒のニットワンピースの
身体のラインと胸の突起を眺めながら、
陽一はビールを飲んだ。


答える言葉もなく、
まどかもビールに口をつける。


もうさっきの仲居は気がついただろうから、
きっと今頃厨房で噂になってるだろうね。

手酌をしながら陽一が言った。




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