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それぞれのノーマル
第3章 陽一【新宿】
食事を終える頃には、
まどかはストッキングを返してもらえていた。
さすがに師走の東京でも、
生脚は心底冷えてくる。
陽一は手招きして、
まどかを隣に呼び寄せた。
ぐいいっと肩を抱かれ、
急にキスをされる。
ん?
舌の先に異物感・・・
あ、いつもの。。。
陽一がまどかに何かプレゼントをする時は、
決まってこうだ。
舌先で今回渡されたのは、
小さなルビーが並んだリングだった。
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