この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ーFeardー
第2章 愛しているから
俺は大学2年まで、将来を有望された音大生だった。
国内のコンクールに優勝して、海外への留学も決まっていた。
その矢先に、一緒に大学へ登校中の幼馴染が転んだ時に
助けようとして一緒に転んだ。
3本の指の骨を折り、神経をやられた。
行った病院の先で言われた言葉は
普通にピアノを弾く分には構わないが、ピアニストとしての繊細さは
諦めてください。
だった。
ピアニストになることしか考えたことはなく
そのために小さいころからずっと遊びらしい遊びもせずに
練習漬けの毎日だった。
その夢のための第一歩が海外への留学だったのに。
その留学自体も白紙になった。
「ごめんね。ごめんね。シュウちゃん」
そばでいつまでも泣いている幼馴染のタカコの声がいつまでも耳に残った。
国内のコンクールに優勝して、海外への留学も決まっていた。
その矢先に、一緒に大学へ登校中の幼馴染が転んだ時に
助けようとして一緒に転んだ。
3本の指の骨を折り、神経をやられた。
行った病院の先で言われた言葉は
普通にピアノを弾く分には構わないが、ピアニストとしての繊細さは
諦めてください。
だった。
ピアニストになることしか考えたことはなく
そのために小さいころからずっと遊びらしい遊びもせずに
練習漬けの毎日だった。
その夢のための第一歩が海外への留学だったのに。
その留学自体も白紙になった。
「ごめんね。ごめんね。シュウちゃん」
そばでいつまでも泣いている幼馴染のタカコの声がいつまでも耳に残った。