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姿なき声
第1章 ホテル・ワイキキで・・・

ワイキキの担当を始めてから2週間。
といっても、日数で行ったら3日目。
今日も香澄と共にワイキキの清掃担当になっていた。
晴樹は3階、香澄は2階と階は違っていたが、なにかあれば
晴樹はすぐに香澄に聞きに行く。
いわゆる仕事を口実に、接点を多く持ちたいという下心があってのことだ。
・・まあ、新人なんだから、許されるっしょ!・・
晴樹は洗面台の鏡を拭きながら、プフッといやらしい笑いをもらした。


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