この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
100のベッドシーン
第14章 コーヒーの香りが溶ける夜に
「……ここでは、無理しなくていいです。」

その言葉が胸に触れた瞬間、涙が一粒だけこぼれた。

そして――彼の手が、そっと私の頬に触れた。

「……ごめん」


そう言いながら、その指先が彼女の髪に触れ、額にかかった前髪をやさしく払う。

「……もう自分の気持ちに押し殺す事はできない。」

そのまま、彼の唇が、私の唇に重なった。

柔らかく、けれど迷いのないキス。

身体が熱を帯びる。

ふれあった唇の温度に、心がついていく。

私は、震える手で彼のシャツに触れた。

彼もまた、躊躇いがちに腰に手をまわし、抱き寄せる。

「……ずっと、触れてみたかった」

その低い声に、鼓動が跳ねた。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ