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100のベッドシーン
第14章 コーヒーの香りが溶ける夜に
結ばれる瞬間――

そこにあるのは、激情よりも、静かなやさしさだった。

丁寧に、深く、互いを確かめるように。

片桐さんの熱が、私の奥に、ゆっくりと沈んでいく。

「……んっ……」

わずかに眉を寄せて、唇を噛んだ。

身体がひらかれていく感覚に、ぞくりと背筋が震える。

彼の手が腰を支え、目を逸らさずに、私のすべてを受け止めようとする。

その視線が、なによりも安心をくれた。

「……痛くない?」

「ううん……来て……もっと……」

促すように脚を絡めると、彼は喉を鳴らし、奥までゆっくりと沈み込んだ。

深く触れられるたび、芯が溶けていくように感じる。

柔らかく、押し返すように蠢く肉の奥が、彼を受け入れて、締めつけていく。

「……すごい、濡れてる」

片桐さんが低く呟くと、私の頬が熱を持った。

彼はただ乱暴に貪ることはしなかった。
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