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100のベッドシーン
第3章 他の女を抱くくせに

この場所に帝の妃としてやってきたのは、今思えば間違いだった。
「梅壺の女御様。今宵、御上がお召でございます。」
「体調が悪い。お断り申し上げておくれ。」
「まあ、体調が悪いとは、どこが……」
「よいから、断っておくれ!」
女房に当たっても仕方ない事なのに、大きな声を出さずにはいられない。
今日は、数日振りに御上からお呼びがかかった。
でも、御上の閨に行く気にはなれない。
あの方は、他の女も抱いている。
私ではなくても、あの方の欲望を満たす女は、たくさんいるのだ。
そして、女房が浮かない顔をして戻って来た。
「今宵は、梨壺の更衣様をお召になるとの事でした。」
「梨壺?」
「梅壺の女御様。今宵、御上がお召でございます。」
「体調が悪い。お断り申し上げておくれ。」
「まあ、体調が悪いとは、どこが……」
「よいから、断っておくれ!」
女房に当たっても仕方ない事なのに、大きな声を出さずにはいられない。
今日は、数日振りに御上からお呼びがかかった。
でも、御上の閨に行く気にはなれない。
あの方は、他の女も抱いている。
私ではなくても、あの方の欲望を満たす女は、たくさんいるのだ。
そして、女房が浮かない顔をして戻って来た。
「今宵は、梨壺の更衣様をお召になるとの事でした。」
「梨壺?」

