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100のベッドシーン
第5章 あなただけの歌姫
私には、一つ悩みがあった。
大人になった皇太子殿下が、やたら私に絡んでくるのだ。
「エリカ。今度、俺の為に歌え。」
ニヤニヤしながら、私の肩を抱き寄せてくる。
「恐れながら、私は皇帝殿下の歌姫です。他の方に歌う気にはなれません。」
「何だと!生意気な!」
皇太子殿下に頬を打たれた。
「ふん!父上が退位されたら、おまえは俺の歌姫だ!その時には、有無を言わさないからな。」
私は、部屋に帰ると悔しくて、涙を零した。
所詮、私は”皇帝”の歌姫であって、あの人のモノじゃない。
もし、あの人が皇太子殿下に皇帝の座を譲ってしまったら、私はどうなるのだろう。
「うう……」
届かない想いに、私は泣き続けるしかなかった。
大人になった皇太子殿下が、やたら私に絡んでくるのだ。
「エリカ。今度、俺の為に歌え。」
ニヤニヤしながら、私の肩を抱き寄せてくる。
「恐れながら、私は皇帝殿下の歌姫です。他の方に歌う気にはなれません。」
「何だと!生意気な!」
皇太子殿下に頬を打たれた。
「ふん!父上が退位されたら、おまえは俺の歌姫だ!その時には、有無を言わさないからな。」
私は、部屋に帰ると悔しくて、涙を零した。
所詮、私は”皇帝”の歌姫であって、あの人のモノじゃない。
もし、あの人が皇太子殿下に皇帝の座を譲ってしまったら、私はどうなるのだろう。
「うう……」
届かない想いに、私は泣き続けるしかなかった。