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100のベッドシーン
第5章 あなただけの歌姫
そして、恐れていたことが起こった。
皇帝殿下が、退位を表明されたのだ。
そしてその日から、私は皇帝殿下と皇太子殿下に、歌を聴かせる事になった。
歌い終わると、皇太子殿下は興奮したように、激しく手を叩いた。
「さすがエリカ!」
皇太子殿下の喜ぶ姿に、皇帝殿下も満足気だ。
「エリカ。」
「はい、皇帝殿下。」
「皇太子も、そなたを気に入っているようだ。引き続き、宮廷の歌姫として、皇太子を支えて欲しい。」
嫌だった。
断りたかった。
「エリカ?」
「……懸命に、励みます。」
そう伝えると、皇太子殿下は鼻息を荒くした。
どうして皇太子殿下は、私にこだわるのだろう。
皇帝殿下が、退位を表明されたのだ。
そしてその日から、私は皇帝殿下と皇太子殿下に、歌を聴かせる事になった。
歌い終わると、皇太子殿下は興奮したように、激しく手を叩いた。
「さすがエリカ!」
皇太子殿下の喜ぶ姿に、皇帝殿下も満足気だ。
「エリカ。」
「はい、皇帝殿下。」
「皇太子も、そなたを気に入っているようだ。引き続き、宮廷の歌姫として、皇太子を支えて欲しい。」
嫌だった。
断りたかった。
「エリカ?」
「……懸命に、励みます。」
そう伝えると、皇太子殿下は鼻息を荒くした。
どうして皇太子殿下は、私にこだわるのだろう。