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100のベッドシーン
第5章 あなただけの歌姫
終わった後、殿下はその胸に私を抱きしめてくれた。
「私は、エリカに相応しくないと思っていた。」
「そんな。殿下がそのような事を仰るなんて。」
「いいんだ。私には分かる。」
殿下が私を見つめてくれる。
「いつも私の前で歌ってくれるエリカは、眩しく見えた。私が手を出すなんて、恐れ多いくらいに。」
「いいえ、殿下。」
そんな言葉に、嬉しさを感じて。
私は、涙が零れた。
「私の方こそ、殿下に恋焦がれていました。」
やっと伝えられた。
私の気持ち。
「私達は、どうやら遠回りをしていたようだな。」
「はい。」
そう言って、殿下と一緒に笑い合った。
「私は、エリカに相応しくないと思っていた。」
「そんな。殿下がそのような事を仰るなんて。」
「いいんだ。私には分かる。」
殿下が私を見つめてくれる。
「いつも私の前で歌ってくれるエリカは、眩しく見えた。私が手を出すなんて、恐れ多いくらいに。」
「いいえ、殿下。」
そんな言葉に、嬉しさを感じて。
私は、涙が零れた。
「私の方こそ、殿下に恋焦がれていました。」
やっと伝えられた。
私の気持ち。
「私達は、どうやら遠回りをしていたようだな。」
「はい。」
そう言って、殿下と一緒に笑い合った。