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第8章 合コンの相手

ああ、合コンに来るんじゃなかった。

トイレの前で、ため息をつく。

「外れですか。今日の合コン。」

見ると、合コンのメンバーの新太君だ。

無駄に可愛い系イケメンで、茶髪が白い肌に似合う。

「……はは。皆、若いから。」

何気に、距離を置く。

「そうなんだ。俺が来て、失敗だって言われたの、初めてだわ。」

その自信満々の言葉に、目を大きく見開いた。

「そうなんだ。新太君って、イケメンだもんね。」

あーあ。イケメンも、歳が離れていると、無駄に思えてくるわ。


すると、新太君の手が私の手を握った。

「えっ？」

新太君を見ると、ニヤニヤしている。

あー、からかってるんだ、この子。