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部下との出張・・・・
第1章 はじまり・・・・
しばらくベッドに座って、ぼっとしていると結構時間が経っていることに気が付きます。

(あれっ?)

高橋くんにメッセージを送ります。

《シャワー終わってるよ〜〜 お酒はぁ〜〜(笑)》

すぐに返信があります。

《承知しました。すぐ戻ります》

仕事モードの固いメッセージが返ってきます。
高橋くんはあまり早く帰ると私がゆっくり出来ないだろうと気を使って、ブラブラして時間を調整してくれていたそうです。

(よく気がまわる良い子だなぁ・・・・)

帰ってきた高橋くんにシャワーを浴びるように促します。

私は準備をしている高橋くんの方に眼を向けないように、枕を重ねて背もたれにしてベッドに脚を伸ばしスマホでゲームを始めます。
スーツを脱いでハンガーにかける音、シャツの袖から腕を抜く音、ベルトを外すカチャカチャという金属音、ズボンのファスナーを下ろす音・・・・
ゲームに意識を向けようとします・・・・が、そこで一枚一枚脱いでいる衣摺れの音は十分に感じてしまいます。

ゲームに集中できずにふと視線を上げると、何も映していないTVに裸の高橋くんのシルエットが映っています。
裸の背中とお尻のシルエットがバスルームに消えていきます。

気づいた瞬間に息を止めて見つめていたと思います。
シルエットを目撃してしまったことで、高橋くんを夫以外の男性として改めて意識した瞬間でした。

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