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蜜愛~男になった女~
第3章 【白桜記】 其の三・巡る想いは
「そなたは向こうへ行っていなさい」
 信頼が典姫に苛立った声で言った。お美代が気遣わしげな面持ちでおさとの方を見た。
 信頼がこれからここで何をしようとしているのかは明らかだ。発作を起こしているときほど、信頼は女体を求めようとする傾向がある。そんなときの信頼は大抵手が付けられないほど凶暴になり、これまで嫌がる腰元を手込めにしたこともあったほどだ。
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