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カクテル好きの男たち
第6章 似た者同士の男
「ふう~っ…逝っちまったよ」
上条は珠代の背中に覆い被さり
射精を堪能していた。
「上条!逝ったんなら退けよ!!
重いじゃないか!
このままだと、珠代からペニスを抜け出せずに
腹ん中に射精しちまうぞ!」
おっと!中出しはご法度だぜ
上条は慌てて珠代の背中から降りた。
軽くなったお陰で
下條は珠代を払い除けた。
ズルリとペニスが抜けたのと同時に
大量の精液が天井めがけて発射された。
二人がソファから立ち上がった後も
珠代は起きれずにソファで大の字になっていた。
「なかなかいい店じゃないか」
「そうだろ?お前を誘って正解だったよ」
入店時は、殴り合いでも始まりそうな
険悪な二人だったが
「これで俺たちは穴兄弟だな」と
満足げに呟くと
身支度を整え始めた。
「お愛想をしてくれよ」
そう言われても
珠代はハアハアと荒い呼吸を繰り返すばかりで
どうすることも出来ない。
まあ、いい思いをさせてもらったんだから
サービス料込みで一万円でいいだろ
二人の男は財布からそれぞれ一万円を抜き取ると
「釣りは要らないよ」と
カウンターに二万円を置いて
そそくさと店を出ていった。
熱かった精液が急激に冷えて
珠代の体の上で冷たくなって行く。
その冷たさに、ようやく珠代は覚醒して
「ありがとうございました」と
二人が出ていったドアに向かって声をかけた。