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秘め事は月の輝く夜に、あなたと~後宮華談~
第3章 すれ違う心
 柳尚宮は訝しみ、傍らの燭台に火を点し、侵入者に近づける。ほどなく淡い光に照らし出されたのは、あろうことか孫尚宮の顔であった。
 孫尚宮の白い顔は最早、蝋のように透き通り、血の気は殆どなかった。その癖、花のような唇はふっくらと膨れ上がり、赤みを帯びて艶めかしい。
 頬には幾筋もの涙の跡があり、蒼褪めた顔の中で大きな黒い瞳が涙に濡れて光っていた。
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