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秘め事は月の輝く夜に、あなたと~後宮華談~
第4章 心のゆくえ
 明香は自分の物持ちの良さに苦笑しながら、一枚一枚、衣服を丁寧に畳んで柳行李に収めていった。それでも、小さな行李はすぐに一杯になり、改めて十年という年月の長さに想いを馳せた。十一歳から二十一歳のまさに多感な少女期と青春の想い出がこの場所につまっている。
 柳尚宮から文字を習い憶え、本を読むことを知った。幼い明香の好奇心をいたく刺激したのが歴史学であった。はるか昔の人々が自分たちと同じように泣いたり笑ったりしたと想像するだけで、胸がときめく。
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