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秘め事は月の輝く夜に、あなたと~後宮華談~
第4章 心のゆくえ
「私は、主上がたとえ誰であろうと、心からお慕いしております。ずっといつまでもお側にいとうございます」
「予がたとえ何者であろうと、そなたは傍にいてくれると申すのか?」
 王の問いに、明香は頷く。
「予が王ではなく、商人であったら、何とする?」
「それなら、私は商人の妻になります」
「それでは、予が農夫であったら?」
「あなたと一緒に私も田畑を耕して生きます」
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