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秘め事は月の輝く夜に、あなたと~後宮華談~
第4章 心のゆくえ
 明香の眼が涙で曇った。
「ならば、予が乞食であったとしたら、いかがする?」
 王の眼にも揺れるものがあった。
「私も共に路頭に迷います」
 王の端正な貌が涙で滲み、明香の視界の中でぼやける。
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