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眩惑のディナーショー
第16章 花魁道中
とけかかった菖蒲の瞳を覗き、アサドは薄暗い部屋で魅惑的な笑みを口端に浮かべる。
「初めての喘ぎに喉が渇いただろう──…国からいい物を土産に届けさせてある」
アサドは部屋の隅にあった酒の樽の蓋を開けると杓でその中身を酌んだ。
「呑め──…女が好む、甘い酒だ…」
口元に近付けた杓の中身からはふわりと甘い杏子の香りが立っている。
濃い原液の杏子酒を、アサドは菖蒲の唇に酌のまま流し込んだ。
言われて呑まされるまま、菖蒲はコクリコクリと喉を小さく動かす。
口に含みきれなかった濃い酒は菖蒲の唇から溢れて喉を伝い、それは赤い襦袢を豪快に濡らして湿らせていった。
肌に張り付いた赤い布が蝋燭の灯りの中で妖しく映える──
艶やかな黒い床に引き立てられたその赤は、菖蒲の幼い躰の線を嫌でも立体的に浮かび上がらせていた。
「女の濡れた姿は酒のいい肴になるな…」
「ああっ…」
アサドは言いながら肌に張り付いた布ごと菖蒲の乳房を揉みし抱き、酒の染みた肌に舌を這わせて片手で菖蒲の白い太股を撫で回していた。
とろりとした甘い酒の原液が菖蒲の肌をしっとりと濡らしその香りに菖蒲を酔わせる。
「初めての喘ぎに喉が渇いただろう──…国からいい物を土産に届けさせてある」
アサドは部屋の隅にあった酒の樽の蓋を開けると杓でその中身を酌んだ。
「呑め──…女が好む、甘い酒だ…」
口元に近付けた杓の中身からはふわりと甘い杏子の香りが立っている。
濃い原液の杏子酒を、アサドは菖蒲の唇に酌のまま流し込んだ。
言われて呑まされるまま、菖蒲はコクリコクリと喉を小さく動かす。
口に含みきれなかった濃い酒は菖蒲の唇から溢れて喉を伝い、それは赤い襦袢を豪快に濡らして湿らせていった。
肌に張り付いた赤い布が蝋燭の灯りの中で妖しく映える──
艶やかな黒い床に引き立てられたその赤は、菖蒲の幼い躰の線を嫌でも立体的に浮かび上がらせていた。
「女の濡れた姿は酒のいい肴になるな…」
「ああっ…」
アサドは言いながら肌に張り付いた布ごと菖蒲の乳房を揉みし抱き、酒の染みた肌に舌を這わせて片手で菖蒲の白い太股を撫で回していた。
とろりとした甘い酒の原液が菖蒲の肌をしっとりと濡らしその香りに菖蒲を酔わせる。