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第4章 躾

暫くそう繰り返していると、小さな音で2回ドアがノックされ、和穏は首をすくめて驚き、静止した。


「…起きてる？」


小さな声で聴こえた声は、あの男の子だと気付き、ドアに急いで駆け寄った。


「…起きてる」


ドア越しにお互いがドアに張り付くように、お互いを確認したのだ。


「あの……ご飯食べた？入ってもいい？」


「うん」


和穏は即答すると、ゆっくりとノブが動き、ドアが開くと2人して覗き込むようにお互いを確認した。