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神様のいない世界
第4章 躾
「政安だよ。……ねぇ、ちょっと入れて?」
「あぁ、うん」
恐る恐るドアから手を離し、政安と名乗った男の子を部屋に入れた。
そうしていいのかもわからなかったけど、小さなナイトは彼で間違いないんだと思った。
「ねぇ……ここから逃げ出そう?ここで耐えられる?僕は絶対にダメだと思う」
そう言われて、和隠は目を見開いた。
逃げ出す?
そうしたいけど、出来るとは到底思えない。
和隠を見つめる目は、幼くて、不安そうだ。
一人ではできないけど、二人なら出来るのかな?
「でも、どうやって?」
「あぁ、うん」
恐る恐るドアから手を離し、政安と名乗った男の子を部屋に入れた。
そうしていいのかもわからなかったけど、小さなナイトは彼で間違いないんだと思った。
「ねぇ……ここから逃げ出そう?ここで耐えられる?僕は絶対にダメだと思う」
そう言われて、和隠は目を見開いた。
逃げ出す?
そうしたいけど、出来るとは到底思えない。
和隠を見つめる目は、幼くて、不安そうだ。
一人ではできないけど、二人なら出来るのかな?
「でも、どうやって?」