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神様のいない世界
第8章 贈り物
三浦は宗高の隣の後部座席に乗ると、手帳を開き予定を話し出し、それを窓の外を見ながら聞いていた。
「若、聞いていらっしゃいますか?」
「あぁ」
「……何をそんなに不機嫌でいらっしゃるんでしょうか。二人で朝食を召し上がってらしたのに」
「あいつ……可愛くねぇよな」
三浦は宗高のその言葉を聞いて、和隠への興味が薄れたのだと思い落胆した。
結局、宗高にとっての女は快楽か暇つぶし程度だったということ。今に始まった事ではないが、少しは違うと思ったのだが、やはりそうかと手帳を閉じた。
「昨日は楽しそうに見えたんだがな?」
「え?」
「一緒に飯を食っただろ?あの時はよく話してただろ?」
「……えぇ」
三浦は、和隠への興味が覚めていないことに安堵して笑い交じりに相槌をした。
「若、聞いていらっしゃいますか?」
「あぁ」
「……何をそんなに不機嫌でいらっしゃるんでしょうか。二人で朝食を召し上がってらしたのに」
「あいつ……可愛くねぇよな」
三浦は宗高のその言葉を聞いて、和隠への興味が薄れたのだと思い落胆した。
結局、宗高にとっての女は快楽か暇つぶし程度だったということ。今に始まった事ではないが、少しは違うと思ったのだが、やはりそうかと手帳を閉じた。
「昨日は楽しそうに見えたんだがな?」
「え?」
「一緒に飯を食っただろ?あの時はよく話してただろ?」
「……えぇ」
三浦は、和隠への興味が覚めていないことに安堵して笑い交じりに相槌をした。