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神様のいない世界
第3章 境遇
「んー……」
和穏は腹部と股間の痛みに目を覚ました。
またもや手足を拘束され、目隠しと口を塞がれて寝かされいた。
丁寧に布団にまで掛けられていて、柔らかいその場所がスプリングの利いたベッドの上だと実感する。
動くと下腹部に生理の時の様な激痛が走り、身体を強張らせる。
シーツに擦れる身体は衣服を身につけていない。
くそ……
真っ暗の視界の中、涙ぐむと鼻の奥がツンとする。
自分がレイプをされたんだと、あれが事実だったんだと、身体のあちこちの痛みで証明されている様で和穏は発狂しそうになる。
だが、近くからジーっという電子音が聞こえ、また、自分が転がるスプリングの利いたベッドがギシッと音を立て、自分の動きとは別の揺れを感じた。
誰か……居る。
和穏は寝たふりのまま動かずに、聞き耳を立てて様子を伺った。
昨日の男達だったら嫌だと、意識の前にそう身構えたのだ。
「っく……んぁ、あっあぁ……」
小さく漏れる喘ぎ声に、和穏は驚いた。
もしかしたら、私の様に監禁されて身体を弄ばれてる人がいるのかもしれない。
宮川の言っていた『政安』を一瞬思い出したのだ。
和穏は腹部と股間の痛みに目を覚ました。
またもや手足を拘束され、目隠しと口を塞がれて寝かされいた。
丁寧に布団にまで掛けられていて、柔らかいその場所がスプリングの利いたベッドの上だと実感する。
動くと下腹部に生理の時の様な激痛が走り、身体を強張らせる。
シーツに擦れる身体は衣服を身につけていない。
くそ……
真っ暗の視界の中、涙ぐむと鼻の奥がツンとする。
自分がレイプをされたんだと、あれが事実だったんだと、身体のあちこちの痛みで証明されている様で和穏は発狂しそうになる。
だが、近くからジーっという電子音が聞こえ、また、自分が転がるスプリングの利いたベッドがギシッと音を立て、自分の動きとは別の揺れを感じた。
誰か……居る。
和穏は寝たふりのまま動かずに、聞き耳を立てて様子を伺った。
昨日の男達だったら嫌だと、意識の前にそう身構えたのだ。
「っく……んぁ、あっあぁ……」
小さく漏れる喘ぎ声に、和穏は驚いた。
もしかしたら、私の様に監禁されて身体を弄ばれてる人がいるのかもしれない。
宮川の言っていた『政安』を一瞬思い出したのだ。