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神様のいない世界
第3章 境遇
ドアを乱暴に閉められ、1人になった和穏は、一応ドアの向こうに聞き耳を立てていた。
宗高の機嫌の悪さは、声のトーンや大きさで分かるが、何を言っているかまでは聞き取れない。
それから静かになったので、出かけたんだと安心した。
大きなベッドとサイドテーブルしかないこの部屋は……何なの?
あたりを見回したところで、何がある訳でもなく、ただ窓から見える雲を眺めた。
が、ただじっとして居られる訳もなく、立ち上がっては座り、また立ち上がっては歩き回りまたベッドに座る。
宗高の機嫌の悪さは、声のトーンや大きさで分かるが、何を言っているかまでは聞き取れない。
それから静かになったので、出かけたんだと安心した。
大きなベッドとサイドテーブルしかないこの部屋は……何なの?
あたりを見回したところで、何がある訳でもなく、ただ窓から見える雲を眺めた。
が、ただじっとして居られる訳もなく、立ち上がっては座り、また立ち上がっては歩き回りまたベッドに座る。